不動産投資の一括資料請求は要注意!業者の思うつぼ!?

不動産投資に興味を持った時、多くの人がやるのが「資料の一括請求」です。

1社で決めるのではなく、何社かを比較したいと思うのは当然なので、それぞれ各業者へ資料を請求するのではなく、1回で複数の業者へ資料を請求できる「資料の一括請求」は非常に便利ですよね。

例えばGoogleやYahoo!の検索エンジンから

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「不動産投資 資料請求 一括」

などで検索すると、多くの資料一括請求サイトがヒットします。
ただし、そのほとんどは広告です。

実はこの「資料一括請求サイト」の実態は、アフィリエイターへ多額の報酬を支払うことで成り立っているのです。
つまり、多額の広告費(報酬)をかけて資料を請求してもらうようにしているということ。
そしてその広告費(報酬)は、どこから出すのかというと、物件の販売価格に上乗せされるだけです。

そこでこの記事では、不動産投資の「資料一括請求」について詳しく解説していきます。

不動産投資の資料請求の仕組みとは?

通常の資料請求の仕組み

まず、一括の資料請求ではなく、通常の各業者へ直接資料請求をするケースから見ていきましょう。

今の時代では、通常はホームページなどから資料を請求します。
仕組みはとても単純で

お客さん⇒資料請求(HPなどから)⇒不動産業者が確認⇒資料を送付⇒お客さんへ届く

という流れです。

不動産投資に限らず、資料請求の一般的な流れがこのようになっています。

 

アフィリエイトサイトを通した資料請求の仕組み

今の時代、ホームページなど自社メディアを持っていることがほとんどです。
ですが、今でも持っていなかったり、昔作ったままほったらかしていて、仮にお客さんが見ても興味がわかないようなホームページの会社もあります。

つまり、WEBを使って集客ができない会社ですね。

どれだけ立派な資料を作ったとしても、資料を見たいと思ってもらえなければ意味がありません。
あるいは、自社のメディアがしっかりあったとしても、もっと多くの人に資料請求をして欲しいと考える業者もあります。

そのような時に使うのが「アフィリエイト」なのです。

不動産業者は広告主としてASPに登録します。

ASPとは、広告主である業者とアフィリエイター(ブログ、HP、メディア)を繋ぐ仲介サービスのようなものと思ってください。

アフィリエイターというのは、ネットを通じで広告収入を得ている人たちです。世の中にたくさんいます。

そのようなアフィリエイターの多く(ほとんどの人)は、自分でブログやホームページ、あるいはSNSといったメディアを持っています。
そのメディアを使って、アフィリエイターは企業の広告をするのです。

自分のブログなどメディアを見た人が、そのサイトに張り付けられた広告をクリックして商品を購入したり、お店への来店につなげることで、アフィリエイターにはASPから広告収入が入るという仕組みです。

ASPに対しては、もちろん広告主から広告費が支払われます。

タレントなどが、自分のブログでよく化粧品やお店を紹介しているのを見たことがありませんか?あれはほとんどがアフィリエイトで収入を得ることが目的なんです。

広告主は、当然ですがクリックした顧客情報を、ASPを通して受け取ることができます。

ASPはビジネスとしてやっているわけですから、広告主である不動産業者から所定の手数料を引いて、アフィリエイターに報酬を支払うことになります。

アフィリエイターにとって「資料一括請求」はおいしい案件

不動産投資の資料請求が1件あれば、アフィリエイターがASPから受け取る報酬は大体2000~3000円程度のものが多いです。

これはASPからアフィリエイターに支払われる報酬なので、広告主である不動産業者がASPに支払っている広告費は更に高いわけですね。

この資料一括請求はアフィリエイターにとって非常においしい案件です。
なぜなら、資料請求1社につき2000円の報酬を受け取ることができるからです。
ということは、同業他社の資料請求などもまとめて一括で請求できるようにすれば、たった1回の資料請求で「5社~10社分(2000円×5~10)」の報酬を受け取ることができるからです。

これだけ効率良く稼ぐことができる「一括資料請求」なので、多くのアフィリエイターがやっているわけですね。

不動産の購入だけではなく、売却の一括査定も同じ仕組み

不動産の購入だけではなく、売却価格を査定するサイトもたくさんあります。その中でも、
売却一括査定を案内しているサイトのほとんどは、アフィリエイトサイトです。

実際、一括で査定できること自体は便利です。なので、一括査定のアフィリエイト自体を否定することはありません。

ただ、アフィリエイトサイトを運営している人、つまりアフィリエイターはその商品や商材について知識がないことがほとんどです。その業界にとっては素人です。

つまり、「一括売却査定」にしろ、先ほどお話した「一括資料請求」にしても、アフィリエイターにとってはただの稼ぐ手段でしかないのです。

不動産投資の「一括資料請求」に名前が出ている不動産業者とは?

ワンルームマンション投資を商品にしている会社はたくさんあります。

なので、お客さんにとっては一括で資料請求できることは便利です。一度の請求で多くの不動産業者から資料を請求できるので、とても効率的だと思うのは当然でしょう。

ですが、気をつけてほしいのは、その資料請求掲載元の不動産会社の名前です。
そのほとんどが「新築ワンルームマンションのデベロッパー」だったりします。

新築ワンルームマンションは、基本的に「待ちの営業」で全て販売するのは難しい商品です。そのため、営業マンや販売会社がお客さんに対して強引にでも売り込んでいきます。

実際、新築ワンルームマンションの営業マンは、日本全国どこでもアポがとれれば出張します。出張するからには、強引にでも販売しようと営業をかけます。

未だに迷惑な電話営業もなくならない、あるいは路上での名刺交換やアンケート商法が続いていることが、何よりの証拠と言えるでしょう。

不動産業者が強引に売り込んでくるというのは、当然ですが都合の良い物件だからです。つまり、不動産業者が儲けることができる物件という意味です。

不動産業者が儲かる物件が、そのままお客さんにとっても収益性の高い物件なら良いのですが、残念ながらほとんどのケースでそうではありません。

そのような物件を業者の営業に押されて購入してしまっては、単なるカモにされるということなのです。

不動産投資の資料一括請求にメリットはない

不動産投資の資料一括請求にメリットはありません。
特に、ワンルームマンション投資における資料一括請求は全く意味がありません。

なぜなら、新築のデベロッパーばかり(もちろん中には中古業者もありますが)で比較をしても意味がないからです。

首都圏の新築ワンルームマンションは、どこも利回りはほとんど一緒です。
仮に違いがあるとしたら、融資を受ける金融機関によって金利が異なることくらいでしょう。

ワンルームマンションは売主の提携している金融機関を使って物件を購入することがほとんどです。なので、売主がしっかりと低金利の金融機関と提携しているかどうかをチェックする必要があります。

ということは、金利が同じであれば、毎月の収支はほぼ変わらないということです。
金利に限らず、サービスについてもほとんど似たり寄ったりです。

そのため、営業マンの営業トークですらほとんど内容は同じです。

資料請求をして連絡先を教えてしまうと、その後はとても強引な、よく言えば熱心な勧誘電話が続きます。仕事中であろうと、夜遅い時間であろうと、関係なくかかってきます。

便利だと思って軽い気持ちで資料を請求すると、あなたの個人情報は複数の不動産業者にそのまま登録されてしまいます。
登録したあなたの電話へ、複数の業者からの営業電話が延々と続くことになります。

興味を持って資料を請求しただけなのに、業者のなかなか売れない自社新築物件をガンガン売り込まれたのでは、たまったもんじゃないですよね。

新築ワンルームマンションの値段は、単に物件価格だけではありません。人権費はもちろんのこと、全国へ売り込みに行くための出張費、広告費や資料などの作成費、そしてアフィリエイターに支払う報酬(ASPに支払う報酬)などが全て物件の価格に転嫁されてしまう仕組みとなっています。

そのため、新築ワンルームマンションの値段は高くなってしまうのです。

まとめ

ネットで検索すれば、たくさんの資料請求サイトがでてきます。
ですが、そのサイトはほとんどワンルームマンションの知識がない人が運営しています。誰もが知っているような一般的なことを記載している程度のサイトばかりです。

そもそも不動産業界にいる人たちではないので、一般的なことしか書けないのは当たり前です。

今の時代、インターネット上にはたくさんの情報が溢れています。
だからこそ、しっかりと記事の内容を精査する必要があります。自分自身で信用のおけるサイトや業者を見つけなければなりません。

情報が多いこと、あるいは便利なことというのは、一見メリットに感じますが、実際は売主にとって都合が良いだけであることが多いのです。

あなたも業者の思うつぼにならないように、しっかりと見極めるようにしてください。