ワンルームマンション投資の営業マンの1日を大公開

ワンルームマンション投資の営業マンは、入れ替わりが激しいと言われています。

これは、不動産業界全体に言えることで、離職率が高い業界と思われがちです。ブラック企業が多いイメージも持たれています。

残念ながら、これは正解と言わざるを得ません。

実際、厚生労働省が発表した平成29年の雇用動向調査によると、不動産業の離職率は1年で16.5%となっています。離職率の高い業界で有名な、医療・福祉業(14.5%)や運輸・郵便業(12.4%)を上回る結果となっています。

もちろん全ての会社ではありませんが、今でも多くの会社がブラックな体質を持っています。

そこで今回は、投資マンションの営業マンの、1日の過ごし方をご紹介したいと思います。

 

投資マンション営業マンの1日を紹介

朝の出社時間は?

朝の出社時間は、10時頃の会社が多いです。

他の業界と同じように、9時出社の会社もありますが、基本的にはちょっと遅い時間の出社がほとんどです。中には、11時出社や午後から始業の会社もあります。

もちろん、これには理由があります。
正直、朝からやることがあまりないんですね。

投資マンションの営業手法は、電話営業がメインです。

最近では、迷惑電話によるクレームも増えているので、「やっていない」「電話営業は減らした」と言っている会社も多いですが、実際にはどこも変わらず迷惑な電話営業をやっていることがほとんどです。

しかも、携帯や自宅ではなく会社にかけることもしょっちゅうなので、お客さんが電話に出やすい時間に合わせての出社になっています。

 

出社したらひたすら電話営業

営業マンは、出社したらひたすら電話営業です。

ちなみに、電話営業の前に朝礼がある会社も多いです。
朝礼では「社訓」を読み上げたり、「今日の目標」を大声で発表させられることも。

そんな朝礼が嫌で辞める社員もいるくらいですが。

そして、あとはひたすら電話です。営業マンはとにかく電話営業を続けます。
既存のお客さんにかけることはあまりなく、基本的には新規営業です。

「そんなにかける人いるの?」と思うかもしれませんが、今でも名簿を買って、片っ端から電話しているのです。

会社によっては、電話をかける回数にもノルマを作っています。だいたい平均すると、1日にかける電話は500〜1000回くらいです。

 

外に出るのは商談のみ。あとはひたすら電話営業

投資マンションの営業マンも、営業なので外に出ることがあります。

それは商談のときだけです。

よくある「ちょっと近くに寄ったので」という挨拶営業はほぼありません。そんな時間があるなら、ひたすら電話です。

電話営業を頑張るのは、売上をあげたいからだけではありません。電話営業でアポが取れると、外に出る理由が出来るので、どの営業マンもアポ取り(外に出る理由が欲しい)のために必死に電話をかけ続けるのです。

 

退社時間は20時〜21時頃

基本的には、20時〜21時頃には業務は終わります。
ここでいう業務とは、電話営業のことです。

つまり、これよりも遅い時間に電話をかけるとクレームにもなりかねないので、20時〜21時が目安になっています。

ただし、仕事終わりなら話せるというお客さんがいれば、夜遅くても電話したり、直接会いにいくことも日常茶飯事です。

また、資料作成などは電話営業が終わってからなので、結局帰るのはもっと遅い時間になることがほとんどです。

 

営業成績いい社員は帰れるが、悪いと遅くまで帰れない

帰宅時間は業務量もありますが、実際には売上によって変わることが多くあります。

営業成績がいい社員はけっこう自由がききます。
例えば外出先から直帰しようが、文句を言われることもありません。

一方で、営業成績が悪いと、やることがなくても遅くまで帰れなかったり、意味なく一度会社に戻らされることも少なくありません。

売上によって扱いに雲泥の差があるのも、投資マンション営業マンあるあるです。

 

休みはちゃんと取れるのか?

休みはもちろんあります。法律に従って、きちんと設定されています。

ただし、休みをちゃんと取れるかどうかは別です。

先ほどもお話ししたように、はっきり言って営業マンの成績次第です。売上が低い営業マンは、休日出勤は当たり前。ガンガン営業電話をかけさせられます。

最近他の業界ではあまり使われなくなりましたが、「詰められる(怒られる)」こともしょっちゅうです。

ただ、売上をしっかりあげていれば休みも取れますし、帰宅時間も融通が効くので、誰にとっても大変な仕事というわけでは決してありません。

 

投資マンション営業を辞めた人のリアルな声を紹介

ネット上には、既に投資マンションの営業を辞めた人たちのリアルな声があがっていますので、紹介したいと思います。

リアルな声①デスクを蹴るのは当たり前、アポを取るまで帰れない

「営業部は完全に体育会系でした。数字が上がらない人は上司がデスクを蹴るのは日常茶飯事で、アポイントを取るまで帰らせないのも当たり前でした。とにかく結果がだせない営業マンはクズだ。みたいな感じでしたね。成績の上がらない男性社員は殴られたりもしていましたよ。本当に毎日が数字に追われる日々でした。」

 

リアルな声②受話器と手をガムテープで巻きつけて・・・

「私が入社する少し前までは、成果の上がらない営業マンは受話器と手をガムテープでグルグル巻きにされていて、“受話器を置くな。置かずに次へ電話しろ。”とゲキと飛ばされていたようです。渋谷など投資マンション販売会社が多いところでは、受話器を手にくくり付けたままコンビニで買い物している人を見たことがあります。」

 

リアルな声③投資マンション会社を辞めて思う事

「地に足が着いた感じです。(笑)働いている環境もひどかったし、必ずしも購入した人みんなが幸せになれないし、電話をかけるだけの毎日に疑問を抱いていましたらからね。その上、電話の相手からは罵声を浴びせられることもしょっちゅうでしたし・・・。」

出典:http://oneroommansion.blog.jp/archives/29439770.html

さすがにここまで酷くないでしょうと思うかもしれませんが、はっきり言って珍しくはありません。

もちろん、以前よりは減っています。会社として「これじゃマズい」と思って減っていったこともありますし、多少集客の方法が増えたことも1つの要因と言えるでしょう。

例えば、セミナーでの集客などは、以前にはなかった手法です。

ただ、セミナーで集客したからには、何としても購入してもらいたいのがノルマに達していない営業マンです。強引な営業になりがちのため、クレームにつながる悪循環をたどっている会社もあります。

残念ながら、ネット上のリアルな声のような会社はまだまだ存在しています。
そんな会社は辞めたくなって当然ですよね。

 

投資マンション営業マン唯一のメリット?高額報酬について

一般的に、不動産業界の給与は高いと思われています。

その中でも、投資マンションを扱っていると、高額なインセンティブがつくと聞いたことがある方もいるのではないでしょうか。

これも事実です。

新築でワンルームマンションを販売すると、営業マンに100万円近くインセンティブを与える会社もあります。
1件あたりの利益が、新築の場合は平均すると4、500万円〜7、800万円にはなります。なので、100万円近くのインセンティブを払っても、十分な利益が会社には残るのです。

売れなければ基本給だけですしね。

しかも、インセンティブが高額なのを理由に、基本給を安く設定している会社も少なくありません。

優秀な営業マンは年収で3000万円以上稼いでいる強者もいます。しかも、投資マンション営業は、学歴不問が多いです。

学歴不問で3000万円は夢がありますよね。

もちろん、入社する人のほとんどは、高額な報酬に憧れて入ってきます。
それでも辞めてしまうということは、それだけ厳しいということです。

理想と現実、その差が大きい業界だからこそ、離職率も高くなってしまうのは当然と言えますね。

まーくん
まーくん
私は転職先の会社の方が圧倒的に年収が良かったです笑。お察しください。

まとめ

投資ワンルームマンション営業マンの1日をご紹介しました。

これでは続けられないのも当然です。ブラックな業界と言われるのも、誰しもが納得でしょう。

とはいえ、売れる営業マンになれば、学歴不問で高収入を得られるチャンスがある点は、夢があるとも言えます。

ただ、そうなれるのは一握りだけ。ほとんどの方は、理想と現実の「差」に耐えられずに辞めてしまいます。

購入する側にたてばよくわかりますが、どうせなら気持ちよく働いている営業マンから買いたいですよね?

休みもなく、毎日遅く、そして怒られてばかりの営業マンから買いたいという人はいないはずです。

このあたりも、お客さんの気持ちを考えることのできる会社が増えれば、おのずと働きやすい環境になり、いい営業マンも増え、そして離職率も低い業界になるでしょう。そうなることを私も願っています。