こんにちは、田中です。
本記事では不動産会社を推奨するXアカウント「こうのすけ」氏について見ていきましょう。
こうのすけ氏は2023年8月からXを始めて、現在1,395名のフォロワーを持つ不動産投資を推奨するアカウントです。
投稿内容は不動産投資に関連するものと、自己啓発的な内容が混ざった内容があります。
不動産投資関連のものは、田中と考え方が近いものも多く、うんうんと頷いて見てます。自己啓発系は、、、いわゆるちょっと意識高い系が好きそうな内容が多い印象で、そういうのが好きな層を狙っている感じはありますね。
実は当ブログに、この「こうのすけ」氏から不動産会社を紹介されたという旨の相談がありまして、そういった面でも見ていきたいと思います。
こうのすけ氏の概要
こうのすけ氏は、マンション投資のセカンドオピニオンをしているXアカウントです。運営しているのが個人か法人かは不明ですが、個人のような見せ方をしていますね。
Xのプロフィールには、
『 お金 』と『 税金 』を分析する” 不動産投資術 “をお届け| マンション投資のセカンドオピニオン ( 第三者的な意見 )をしてます| 不動産業界12年 ・ FP ・ 宅建士 保有| 公式LINE800人
と記載がありました。
冒頭で記載した通り、こうのすけ氏はライフテックスを紹介しているという情報提供があります。それが事実であれば、特定の業者の物件を販売することが主目的になることの裏返しとして、
逆に事実ではない場合は、中立性が担保されているとも考えられます。もしライフテックスを紹介されたら、その時は当ブログを思い出して下さい。
ちなみに『収益マンションソムリエ』というセカンドオピニオンを標榜するXアカウントもライフテックス社に繋がれたという相談もありました。ただ、こちらも真意不明ではあります。
複数のアカウントで同一の会社の情報提供があると、Xで色々活動されているのかなと感じますね。
こうのすけ氏の経歴
こうのすけ氏は不動産業界12年 ・ FP ・ 宅建士保有している人物です。
サラリーマンなのか、個人事業主なのか、また本名等は謎に包まれています。
こうのすけ氏のビジネスモデル
こうのすけ氏はおそらく、特定の不動産業者への紹介を目的としていると考えられます。その根拠として、こうのすけ氏は、とあるウェブ広告を推奨するアカウントに対して、興味を示すコメントを残していたことが挙げられます。無償であれば広告は配信しないでしょうから、逆にいえば特定の業者を紹介していると考えられます。
冒頭にも述べましたが、最終的に特定の業者に繋げられる可能性があるなら、セカンドオピニオンの中立性が損なわれる可能性を否定できません。。
こうのすけ氏は信用に足る人物か
繰り返しになりますが、当ブログには「こうのすけ氏」に関する相談が多く寄せられています。
相談内容の傾向としては、こうのすけ氏は信用に足る人物か、という点についてよく相談を受けます。相談内容からこうのすけ氏の投資スタイルを分析し、信用に足る人物かどうか、という点について見ていきましょう。
こうのすけ氏の特徴
こうのすけ氏がどういう人物かというと、不動産投資のセカンドオピニオンという立場で相談に乗っている人物です。セカンドオピニオンというと中立な立場であることが求められますが、こうのすけ氏は本当に中立な立場と言えるのでしょうか。
当ブログへの相談内容を見る限りでは、こうのすけ氏からライフテックス社以外の物件を紹介された、と言う声を聞いたことがありません。だから中立ではないとは言いませんが、意見の偏りは感じます。
こうのすけ氏の不動産投資スタイル
また、相談内容によると、こうのすけ氏は不動産投資は長期投資が前提、という話し方をしているそうです。個人的にはこの言葉も引っかかります。
もちろん不動産を長期保有をすること自体は問題ありません。しかし、不動産業界全体が長期保有を推奨する裏の理由として、物件価格への過剰な利益の上乗せや、サブリース手数料などによって損益分岐点が非常に遠くなってしまっている状況を隠す、という側面もあったりします。
同社がそうした意図で話しているという確信はありませんが、5年〜の短期保有での利益確定を念頭に置いた物件選びをする方が無難ですよね。
こうのすけ氏の投稿内容
不動産投資を煽る投稿
ガチでヤバい。知らなければ損します。リーマンショック時の日経平均株価は、” 50% “も下がりました。東京の不動産価格は” 6% “しか下がっていません。『 大暴落してから家を買おう 』と考えていても、遅すぎる。その” 暴落の確率 “と” 暴落時期 “を考えるのはモッタイナイ。詳しくはリプ欄で解説しま pic.twitter.com/Mw6XCUcPYJ
— こうのすけ🗼マンション投資のルール (@konosuke_money) January 12, 2024
こちらの投稿は、早くマンションを買った方が良いよ、といった内容ですね。
田中も同意で、マンション投資は株と違って、恐慌時でも下落幅が限られていて、かつ回復も早いです。特に都市部は人口流入が続いていますから、マンションの需要は右肩上がり。現物がある投資はやはり強いですよね。
プラス収支を煽る投稿
大阪の新築ワンルームマンション投資を始めると弟が言ってきたので
私『月負担いくら?』
弟「月+1,000円…」
私『プラスだからラッキーって思ってる?』
弟「お金かからないからメリットしかないじゃん…」
私『逆にどのへんがメリットなの?』
弟「え、だからプラスじゃん」
私からの助言— こうのすけ🗼マンション投資のルール (@konosuke_money) January 11, 2024
こちらはプラス収支について、意味深なポスト。
プラス収支ということは利回りが高いということ。日本の不動産は、物件価格の高騰に家賃が追いついていないため、資産価値が高い物件ほど利回りは下がっていく傾向があります。つまり、プラス収支である場合、立地、築年数、設備などに不利な条件がある可能性があります。
田中としては、東京を外せばプラス収支の物件でも悪くない物件は全然あると考えているので、半分同意、半分疑問といった内容ですね。
節税目的の不動産投資を推奨
「税金多いなぁ」と思うサラリーマンでも申請したら税金が減らせる
①スーツ代
②本の購入費
③引っ越し費用
④研修にかかる費用
⑤通勤にかかる交通費
⑥単身赴任の帰省の旅費
⑦接待やお歳暮のなどの費用一番お得な申請したらもらえるお金❽はプロフの最後
— こうのすけ🗼マンション投資のルール (@konosuke_money) December 2, 2023
「 あー、”確定申告 ”でお金戻ってこないですか!? 」と、年収900万円のプライム上場のシステムエンジニアからの質問。
所得税、住民税を合わせると税金はなんと” 120万円 ” 。
隣にいたふるさと納税を知らない奥様が『 なんとかならないの? 』と怒りながら言ってきたので、
「…
— こうのすけ🗼マンション投資のルール (@konosuke_money) January 21, 2024
不動産投資は節税になる、ということを言いたいのでしょうが、節税目的の不動産投資はキケンです。
節税はあくまでおまけで、一番重要なことは物件を選び抜くこと。節税ばかりに気を取られていては、良い不動産投資はできません。
また、節税を推してくる不動産会社は、良い物件を取り扱えないからこそ投資家の目を逸らすために節税という言葉を使っているので、節税のメリットを推奨された要注意だと考えてください。
生命保険代わりに不動産投資を推奨
3年前。” がん “になった大学時代の親友。心配になって助けたい気持ちで「 お金とかって、大丈夫か? 」と思い切って聞いてみると「いやー、ヤバいよ。高額医療費控除があっても100万円以上お金がかかるからさぁ、」って言われるかと思ったら衝撃すぎるひと言『… pic.twitter.com/51IGa3zb7s
— こうのすけ🗼マンション投資のルール (@konosuke_money) November 26, 2023
こちらは、不動産投資の団体信用保険の話でしょう。
団体信用保険とは、ローンを組んだ本人に死亡、がんなどの万が一が起きた場合に、ローンの返済が控除される制度のことです。
これを、不動産営業マンは生命保険代わりになる、といっていますが、半分正しく半分間違いです。団信は普通の生命保険とは異なり、ローン残債のみが対象になります。そのため、購入直後であれば生命保険と同様の効果ですが、年数が経過していくとローン残債が減っていくため、対象となる金額は下がっていきます。
一方、不動産投資で一番重要なことは、物件を選び抜くこと。節税と同様に、団信もあくまでおまけ程度に捉えるべきでしょう。
意識高い系投稿
これはガチです。資産1000億円の社長や年収5000万円の会社員などお金持ちの方と仕事してきましたが、「スタバが大好きな人もいれば、嫌いな人もいる」「朝活が大好きな人もいれば、オールで飲む人もいる」「ユニクロを着ている人もいれば、ブランド品を着飾る人もいる」ただお金持ちの共通点は、
— こうのすけ🗼マンション投資のルール (@konosuke_money) November 23, 2023
コテコテの意識高い系の投稿ですね。
こういう話が好きな人も多いと思いますが、連絡するととある不動産会社を紹介され営業されたという話も聞きます。
カジュアルに問い合わせができるのは良いですが、あれよあれよと誘導される可能性もあるので、気をつけましょう。
こうのすけ氏のXアカウントの目的は?
裏どりはできていませんが、こうのすけ氏のXアカウントでの投稿からLINEに誘導して、最終的にライフテックスという会社を紹介された、という情報提供がありました。
ライフテックスとは東京の不動産会社で、初期費用10万円から、プラス収支の物件を紹介してくれる不動産会社です。
ただ、初期費用を下げる、プラス収支というのは、不動産会社からすれば売りやすい物件ですが、投資家としては正直手を出すべきではない物件の特徴だと考えます。
こうのすけ氏にセミナーの紹介をされる
他にもこうのすけ氏は、Xで相談をしてきた方に対して、自身のセミナーへの参加を促しているとのことです。
セミナー参加費用は1,000円ですが、すでに不動産を持っている方や、セミナー告知をリポストすると割引になるみたいです。もうこれは完全に業界人ではなくて、業◯ですね・・・。
ちなみに、こちらのセミナーに参加した方から聞いたのですが、『マンションは20年間持ちましょう』と言われたみたいです。こうのすけ氏は業界歴13年ですから、自分が実践していないことをセミナー参加者に推奨してることになりますが・・・。
前述しましたが、5年〜で利益を狙っていく物件選定をする方が無難です。
ライフテックスの管理事業
ライフテックス社の特徴を簡単に紹介します。
ライフテックスですが、管理費用が激安で有名です。
ライフテックス社は、管理委託費用が5~10年は0円で、その後も部屋の広さに関わらず2,000円/月となっています。管理費用は家賃5%が相場になってるので、かなり安いですね。
また、購入から3年間は、設備交換費や修繕費を当社が何度でも負担(保証期間延長のサービスもあり)とあり中古物件ですのでエアコンやガス給湯器の故障もありそうですが、3年間は無償とは・・・。
さらに!!空室が2か月以上(60日以上)続く場合は、61日目から想定家賃の90%を毎月保証(※購入から5年間のサービス)とのこと。
管理の質は管理会社によって結構差が出ますので、金額だけで見ることなく、滞りなく対応されるのか、という視点で判断が必要でしょう。
過去にも似たような管理体制の会社(固定資産税まで無償というところもありました)はありましたが、間違いなく・・・な状況に陥っています。
まとめ
X上で不動産投資や税金等の情報発信をしているこうのすけ氏。
発信内容は概ね田中と考え方が近いなと思う一方、不動産投資初心者によっては受け取られ方が偏ってしまい、キケンに映る印象も受けました。
とくに節税、生命保険代わりといった不動産投資の特徴は、あくまで一側面。メインではないですね。
やはり不動産投資は売却益を狙う買い方が重要ですよ。
こうのすけ氏の紹介業者(こうのすけ氏本人?)から提案された物件を検討・所有している方へ
- 物件価格は相場なのだろうか?高値で買わされていないかな?
- 物件の家賃は本当に適正なのか?
- 提案された物件よりも優良な物件はないのか?
- 今提案されている価格より高値で売却したい!
- 解約できないサブリースやオーナーに不利な管理契約になっていないのか?
- 自宅欲しいんだけどもワンルーム持ってて大丈夫?
- 人の入れ替わりで家賃が下がった…収支をプラスに改善したい!
などなど、ワンルームや不動産全般に関する内容はいつでもLINEで聞いてください!
不動産会社に勤めていた、おせっかい好きの田中があなたのお役に立てれば幸いです笑。
業者さんでは言えない真実をお伝えします!