引用:MPA
この記事では、新山彰二氏が代表を務める民泊&総合ビジネスコミュニティ「MPA(マルチプレイヤーズアカデミー)」について解説していきます。
インバウンド需要の回復により、再び民泊ビジネスが注目を集めています。MPAの募集ページ(LP)を見ると、「複数の収入の柱を持つことの重要性」や「コロナ禍を乗り越えた実績」が熱く語られており、魅力的に感じる方も多いでしょう。
しかし、投資家目線でこのコミュニティの手法と、現在の民泊ビジネスを取り巻く法規制を冷静に分析すると、いくつかの「気になる矛盾と強烈な事業リスク」が浮き彫りになります。
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MPA(マルチプレイヤーズアカデミー)の概要とLPの主張
公式の募集ページから読み取れるMPAの概要は以下の通りです。
| 項目 | 詳細 |
| サービス名 | MPA(民泊&マルチプレイヤーズアカデミー) |
| 代表者 | 新山彰二 氏 |
| 料金体系 | 月額費用:22,000円(税込) ※別途入会金あり |
| 活動内容 | 民泊ノウハウの提供、全国でのセミナー・懇親会、部会(融資、不動産、物販など)での情報交換 |
代表の新山氏は2014年から民泊を実践し、コロナ禍の逆風の中でも賃貸物件を増やし、素晴らしい実績を築かれている実力者です。
しかし、ビジネスとして参入を検討する場合、感情論やコミュニティの熱気だけでなく、以下の「構造的な矛盾」に目を向ける必要があります。
矛盾1:なぜ「秘匿性の高い儲かる情報」を格安で教えるのか?
LPには、「一つ実践すればすぐに月額会費をペイするような『秘匿性の高い情報』も惜しみなく提供している」と記載されています。
しかし、ここに投資塾や情報商材ビジネス特有の自己矛盾が生じています。もし本当に「知っているだけで儲かる情報」が存在するのであれば、なぜわざわざ他人に教え、自らのライバルを作り続けるのでしょうか。
その答えは極めてシンプルです。
「民泊ビジネス単体を自ら拡大するよりも、コミュニティビジネス(教育事業)を運営する方がノーリスクで安定して儲かるから」です。
プレイヤーとして前線に立ち続けることには大きな事業リスクが存在しており、運営側はそのリスクを回避しつつ、参加者にノウハウを提供することでマネタイズしている構造とも読み取れます。
【重要】ニュースから読み解く「厳しすぎる民泊規制」のリアル
MPAのLPでは「変化が激しい業界」とマイルドに表現されていますが、現在の民泊業界は変化というより「行政と周辺住民による包囲網で、息の根を止められつつある」のがリアルな実態です。
インバウンドの増加に伴い、周辺住民からの「騒音、深夜の宴会、ゴミ出しルール違反」の苦情が殺到しており、ニュースでも度々社会問題として取り上げられています。
これを受け、行政は以下のような致命的な規制強化を行っています。
1. 儲からない「180日ルール」の壁
現在の民泊新法(住宅宿泊事業法)の根幹には、「年間の営業日数は180日を上限とする」というルールがあります。
つまり、どれだけインバウンド需要があっても、1年の半分しか営業できません。残りの半分は家賃やローンなどの固定費だけが垂れ流しになるため、ビジネスとしての収益化が根本的に難しい構造になっています。
2. 自治体による「上乗せ条例」
180日ルールに加え、各自治体が独自に設定している「上乗せ条例」が投資家をさらに追い詰めます。
東京都(新宿区・中央区など)の「平日稼働NG」: 住環境を守るため、月曜の正午から金曜の正午まで民泊の営業を全面禁止にする自治体が多数存在します。週末しか営業できなければ、利益を出すのは不可能です。
京都市の「管理者常駐ルール」: 景観と治安維持のため、駆けつけ要件が極めて厳しく設定されており、実質的に「家主不在型(投資型)」の民泊ビジネスを完全に締め出しています。
大阪市の「特区民泊」新規受付停止: 民泊の聖地と呼ばれた大阪市でさえ、2026年5月末で特区民泊の新規開業申請を停止しました。
3. マンション管理組合の「9割が民泊禁止」
「マンションの一室でこっそりやればいい」と考える人もいますが、現在、日本全国の分譲マンションの約8〜9割が、管理規約で「民泊の禁止」を明記しています。これに違反して闇民泊を行えば、廃止命令や損害賠償請求、最悪の場合は強制退去に追い込まれます。
あえて今、ハイリスクな民泊に参入すべきか?
MPAは、各分野のプレイヤーが集まり情報交換を行う場としては活発なコミュニティなのかもしれません。しかし、「これから副業を始めたい」と考えている方が、いつ廃止命令が出るか分からない、規制強化の波に晒されているハイリスクな事業に今から参入するのは、決してお勧めできません。
確かにインバウンド需要が大きいの事実です。
しかし民泊という性質上、周辺住民との軋轢が生まれてしまう側面は必ずあり、その軋轢が民泊というビジネスモデル自体を締め付けてしまいます。
加えて、自治体における民泊の規制強化は、横並びで自治体が同じ規制をすることがほとんど。そうでないと規制を作らない自治体は民泊の抜け穴になってしまい、より大きな問題に発展する可能性があるためです。
繰り返しになりますが、こういった業界にこれから足を踏み入れるのは、私はお勧めできません。
資産形成・投資なら手離れの良い「ワンルームマンション投資」を
もし不動産を活用した副業を考えているのであれば、ローリスク・ミドルリターンである通常の「ワンルームマンション投資(長期の賃貸運用)」の方が圧倒的に安全です。
ワンルームマンション投資であれば、民泊のような突然の規制強化(上乗せ条例)や近隣トラブルに神経をすり減らすことはありません。管理会社に任せれば手離れが良く、本業に集中しながら中長期で大きな資産を築くことができます。
確かに民泊のように投資を始めてすぐキャッシュフローを生み出すことはできないかもしれません。しかし、浮き沈みの激しい宿泊業一本で生計を立てるのは、あまりにもハイリスクです。その点、ワンルームマンションは5~10年ほどの時間を身につけることで、まとまった資金を作ることができ、その資金を元手にさらに資産形成が加速していきます。
私自身、不動産投資でのキャッシュフローは1,000万円を超えています。民泊よりも断然安定したキャッシュフローであり、その背景にある資産額も民泊の比ではありません。不動産投資も腰を据えて取り組めば十分に強力な副業だと考えます。
MPAへの入会を検討している方へ

本記事では新山氏の運営するMPA(マルチプレイヤーズアカデミー)についてまとめてきました。
新山氏の民泊運営の実績や、長期間継続されているコミュニティを運営している点は非常に高く評価できます。
一方で、民泊という市場は各自治体がネガティブな動きをしているのは確かであり、その根本要因は文化の異なる宿泊者のゴミ出しや騒音といった、なかなか解決し難い問題が要因となっている事実があります。
たとえあなたが非常に丁寧に対応して周辺住民との軋轢を生まないように努力しても、周辺の民泊の運営者の対応が雑であれば、自治体レベルでは規制強化の方向に進んでしまいます。
こういった背景から、民泊というビジネス自体が不確定要素が大きすぎる側面があるため、個人的にはお勧めできません。
繰り返しになりますが、不動産という市場に参入するなら民泊よりもワンルームマンション投資が圧倒的にお勧めです。
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不動産会社に勤めていた、おせっかい好きの田中があなたのお役に立てれば幸いです笑。
業者さんでは言えない真実をお伝えします!
