リノシーは多くの不動産投資サイトのなかで、近年注目されているものです。中でもアマギフの大判振る舞いには目を引くものがありますよね。まあ正直不動産投資のプロはアマギフで不動産会社を選びませんが。
このリノシーはどのような会社が運営しており、どのような特徴を有するのでしょうか?また、世間での評判はどのようなものでしょうか?
この記事では、リノシーの基本情報や口コミ評判、リノシー特有の強みについて解説していきます。また、ネガティブな情報が多くみられる背景についても考察していきます。
特に、節税、サブリースといったキーワードにピンと来た方はぜひ読んでください。
ちなみに、リノシーと調べると「詐欺」、「騙された」などの言葉が並びます。上場もしているのでそういったことはしていないはずですが。
個人的にはリノシーで不動産投資をしようとは思いませんが、興味がある方も多いと思うので私なりにまとめてみました。ぜひご覧ください。
リノシー(RENOSY)の基本情報
会社名 | 株式会社GA technologies (ジーエーテクノロジーズ) |
代表者 | 樋口 龍 |
所在地 | Headquarters(東京本社) 〒106-6290 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー40F Osaka Branch(大阪支社) Nagoya Sales Branch(名古屋営業所) Fukuoka Sales Branch(福岡営業所) Sendai Branch(仙台支社) Hiroshima Branch(広島支店) |
事業内容 | AI不動産投資サービス「RENOSY」の開発・運営 SaaS型のBtoB PropTechプロダクトの開発 |
リノシーは、急成長を遂げている不動産テック企業「GA technologies」が運営しています。2018年には東証マザーズに上場し、2022年の年間売上は1,135億円を記録している大手総合不動産会社です。
リノシーは、従業員の5分の1をエンジニアが占めている点が従来の不動産会社と大きく異なる点です。
自社で便利なツールやシステムを開発しているため、従来の不動産投資にかかっていた無駄なコストを削減できています。
その結果、リノシーの利用者はより高い利回りで不動産投資を行うことができるとされています。
リノシー(RENOSY)の口コミ評判は?
ここでは、リノシーの評判を口コミを通じて見ていきます。今回の調査では以下のような口コミがみられました。
説明が丁寧
営業さんや契約担当の方に不動産投資の手続きについて丁寧に説明して頂きました。
リノシーの社員には、説明が丁寧な方が多いようです。
全ての方から素晴らしいサービスの提供を受けた
ご紹介頂く物件はもちろん、営業のご担当、法務部門の方、また管理会社の方皆さん素晴らしいサービスを提供いただけます。
不動産投資は大きな買い物ですから、営業から管理まで安心したサービスを受けられるのはうれしいですね。
希望の物件はなかったがしつこい勧誘もなかった
ワンルームマンション投資の説明を聞きにお伺いしました。
特色としては東京都心の中古ワンルームマンションにこだわりがあり、「不動産×IT」というブルーオーシャン(新規事業領域)を謳い文句に独自のシステムを開発しITで管理していたりと、その熱意は伝わってきました。
それ以外の
「ローンを組むので自己資金無しでOK」
「サブリース契約で安心」
「東京都心なので資産価値が高い」
「ローン完済(35年)までは毎月1~2万円の持ち出しでマンションオーナーになれる」
「生命保険・個人年金の代わりになる」
という基本的なスキームは同業他社と同じです。
ITで管理するからといって、入居者が付く訳ではありません。
初日は2時間ほど会社概要と不動産投資の基本について説明を受け、2日目は実際に“オススメ”物件の資料を見ながらの説明、納得すれば契約という流れでした。
しかし、人生を左右する高額な買物ですから、素人が計4時間程度の簡単な説明で、実際に物件も見ないまま、おいそれと契約できる話ではありません。
顧客のためを思って一生懸命やってらっしゃることですから、あまり辛辣なことは言いたくありませんが、投資は自己責任です。会社側はノーリスクで安定した手数料収入が見込めますが、一方、投資にかかるリスクは全てオーナー側の責任です。
自分で住む家は慎重に選ぶのに、どうして儲け話となると数時間の打ち合わせで2000万円も3000万円もする不動産を即買いできるでしょうか。景気のいい儲け話に舞い上がることなく、様々なリスクを加味した上で、投資判断はどうかご慎重に。
今回は残念ながら希望に沿う物件がなくて契約には至りませんでしたが、きれいなオフィスでしたし、断っても特にしつこい勧誘はありませんでした。
投資を断った後の勧誘に嫌気がさす人も多いでしょう。リノシーではしつこい勧誘がないとのことで、まずは気軽に検討できるのが嬉しいポイントと言えます。
メリットしか話さないのが気になった
綺麗なビルで不動産投資の話を聞きました
メリットしか話さないのがちょっと…
不動産投資には、デメリットもつきものです。メリットとデメリット、両方説明して欲しいものですね。
面談時間が長い
Renosyの不動産投資を聞きたかったが、買わせる為の営業電話ばかり。
最終的には家族と一緒にオンラインでの打ち合わせと言われた。
電話の打ち合わせも60分弱と長く、ここでは不動産は買えないと判断した。
長時間の打ち合わせが嫌がられる傾向はありますが、不動産についてしっかりと説明するためには、ある程度の時間が必要ともいえます。
審査が厳しいがお勧めできる
この会社のサービスは、不動産投資をとても身近に感じさせてくれます。自分に適した物件を検索で見つけられるし、マイページを調整しておけばリアルタイムで不動産の状況を把握できます。仲介料も無料で社員の対応も丁寧なので、誰にでも薦めたい所なのですが会員になるための審査がかなり厳しいので、そもそも資産が無い人は参加することもできません。その上短期で儲けが出るような仕組みでもないので、簡単にお金を儲けようとしているなら他のサービスを選んだ方がいいと思います。余裕があって安全に資産を増やしたい人にはうってつけでしょう。
しっかりと審査をしているからこそ、質の高いサービスを提供できるということですね。
リノシー(RENOSY)の強みは?
ここでは、リノシーの強みについて解説します。主な強みは次の3点です。
- 中古マンションに特化している
- AIとプロによる厳選物件の提供
- 安心して投資できる環境
以下、順を追って説明していきます。
中古マンションに特化している
日本の不動産企業リノシーが投資の対象としているのは、「都市部の中古コンパクトマンション」です。
日本全体の人口は減少していくものの、高齢者や独身の人が増えているため、単身者世帯はむしろ増えていきます。そのため、単身者向けの住宅需要も増加しています。
中でも都市部での単身者需要が高まっており、コンパクトマンションの需要も伸びています。
中古であるため、販売業者の利益が多く乗っている新築と異なり、資産価値の下落も緩やかですし、何より購入時の価格が新築と比べて大きく下がります。
これにより、比較的安価な価格で投資物件を手に入れることができます。また、中古物件であることから、必要なリフォームや修繕を行うことで、投資物件の付加価値を上げることも可能です。
AIとプロによる厳選物件の提供
リノシーが提供する物件は、AIとプロによって厳選されたものばかりです。AIによって不動産価値がスコアリングされ、賃貸需要が安定している物件を厳選しています。
また、プロによる物件チェックも欠かせません。リノシーのプロは、物件の立地や周辺環境、建物の状態などを入念にチェックし、プロならではの視点で質の高い物件のみを取り揃えています。
安心して投資できる環境
リノシーは、入居率が99.5%、空室期間が26日という高い安定性を誇っています。これは、リノシーが提供する物件が賃貸需要が高く、入居者が長期間滞在することができる物件ばかりだからです。
また、管理体制も万全で、入居者のトラブルや修繕などの問題にも迅速かつ丁寧に対応しています。これらの環境の整備により、初めての不動産投資でも安心して投資ができるようになっています。
リノシーの管理契約は注意が必要
リノシーでは、同社が提供する「NEOインカム」という管理形態を推奨しています。
しかし、NEOインカムは実質サブリース契約と変わらないため、個人的には絶対選択しない方が良い契約形態です。
では、同社が提供する一般管理を選択すればよいかというと、そうでもありません。
リノシーの一般管理では、礼金・更新料はリノシー側に全て取られてしまいます。一般的には礼金や更新料はオーナーと管理会社で折半するものなのですが・・・。つまり一般管理を選ぶなら、リノシー以外に管理を依頼する方が得するんですね。
リノシーは、実は管理でしっかり儲かる仕組みができている会社ということですね。素晴らしい経営努力です。
節税をメリットとして紹介されていませんか?
最近の不動産投資営業では”節税“を売りにする不動産会社が非常に多いです。リノシーが必ずしもそうだとは分かりませんので、一般論として解説いたします。
特に高年収層では所得税も累進課税で上がっていきますし、かつ税金を減らす手法もないので、税金は悩みの種でしょう。
ただ、結論からいうと不動産投資はさほど大きな節税にならないことが多いです。月々数千円とかですかね。むしろ増税になるケースもあります。
初年度だけは諸費用の支払いなどがあるため平均して20~30万円ほどの節税になるかも知れませんが、2年目以降は税金の影響は微々たるものと考えるのが妥当でしょう。
ワンルームマンション投資の節税効果が限定的な理由
そもそも税金とは利益にかかるもの。利益に対して決まったパーセンテージのお金を納めなさい、というのが税金です。つまり税金を減らすには売り上げを下げるか、経費を増やすしかありません。
そこで不動産会社の節税ロジックは、不動産投資で経費を増やしましょう、という内容です。
不動産投資で計上できる経費は、
- 減価償却費
- 利息
です。毎月の返済額をそのまま経費計上できるわけではないので注意が必要です。
減価償却費は、耐用年数の間一定の金額を計上できます。ちなみに耐用年数の計算方法は下記です。
その理由は不動産投資では一般的に元利均等返済という返済方式を用いているからです。
元利均等返済では、35年間一定の金額の返済をしながら、その内訳が変わっていく返済方式です。上図のように、初年度では利息分が大部分を占め、物件の元金は少なめです。その後、年を追うごとにその割合が逆転していきます。
返済における利息部分減ってくると、家賃収入の方が経費を上回ってしまって利益がでる、増税になるケースもあります。
初年度こそ諸費用によって、まとまった節税にはなりますが、2年目以降は大きな節税にはなりませんし、長期的に見ると増税のリスクもあるということです。
不動産投資には空室リスクがあるため、そのリスクを抱えながら節税目的で不動産投資をするのは、リスクとリターンのバランスが合っていないと田中は考えます。
やはり、一定期間保有してからの売却益を狙える物件を吟味して購入したいものですね。
【考察】リノシー(RENOSY)にネガティブ情報が多いのはなぜ?
リノシーは、日本の代表的な不動産仲介サービスの一つですが、一方で、リノシーに対するネガティブな情報が目立つようになってきました。これはなぜでしょうか?
ここでは、リノシーに対するネガティブ情報が多い理由について考察していきます。
「リノシー騙された」とよく検索されている?
Google検索でリノシーと検索すると「リノシー 騙された」という検索キーワードが表示されることがあります。こういったネガティブキーワードは検索される回数が多くなりがちではありますが、実際に騙された人が多いということではないでしょう。
とはいえ、思ってたより空室期間が長かったとか、売却しようとしたら値下がりしてたとか、そういったネガティブな経験を不動産会社の責任に転嫁する人もいますので、そういった経験から検索されている可能性もあります。
投資は自己責任!ですね。
嫌がらせの可能性があるから
リノシーに対するネガティブ情報には、嫌がらせの可能性も考えられます。
嫌がらせの場合、これらの書き込みには真実性に疑問があるケースが多く、情報の信憑性を確認する必要があります。
また、不特定多数の人が書き込めるSNSなどのプラットフォームでは、個人の主観的な意見が拡散されやすく、情報の真偽について慎重に判断することが大切です。
逆サクラコメントの可能性があるから
リノシーに対するネガティブ情報の中には、逆サクラコメントの可能性があることも考えられます。
逆サクラコメントとは、リノシーに対して敵対心を抱く個人や団体が、わざと批判的なコメントを書き込んで、リノシーの評判を落とすために行う手法のことです。
逆サクラコメントの内容には、真実が含まれていない可能性があります。
ネガティブな体験をした人が話を膨らませている可能性があるから
リノシーに対する不満の多くは、顧客満足度が低いことに起因しています。
リノシーを利用し、さまざまなネガティブな体験をした人が話を膨らませている可能性があります。
物件情報の提供に限らず、契約手続きやアフターサービスに至るまで、そのなかで一つでも嫌な出来事があると、感情のままに話を膨らませて口コミを書いている可能性があります。
実際に、顧客に対して十分なサポートを実施している場合でも、たった一つのネガティブな体験によって、印象がすべてひっくり返ってしまうことはよくあることです。
リノシー(RENOSY)以外にオススメの業者は?
正直、不動産投資は物件ありきなので、リノシーより良い会社があるかと言われるともちろんあります。
大事なのは不動産投資を何の目的で実行するか、ということです。
あなたの不動産投資の目的はなんですか?
節税?老後の年金代わり?
否!
ワンルームマンションで大切なことは売却益です!ワンルームマンションは正直適当にやっても大きな失敗することはないでしょう。しかし、5~10年で300~1,000万円の利益を出したいなら、投資する不動産会社をしっかり吟味し、物件をしっかり選ぶ必要があります。
では、どんな会社がいいのでしょうか?
節税セミナーをやってる会社ですか?
老後の資金のためといって3件も4件も購入させようとする会社ですか?
違いますよね。ではどんな会社がよくて、どういう物件を購入したら良いのか。気になった方はLINEください。
まとめ
今回は、リノシーの基本情報や口コミ評判、リノシー特有の強みについて解説するとともに、リノシーのネガティブな情報が多くみられる背景についても考察してきました。
リノシーの口コミ評判はポジティブなものが多く、ネガティブな情報にもその背景には、嫌がらせや逆サクラコメント、ネガティブな体験をした人が話を膨らませている可能性があることが見えてきました。
とはいえ、リノシー以外にも良い物件を扱っている不動産投資会社は数多くあります。
リノシー(RENOSY)の物件を検討・所有している人へ
・物件価格は相場なのだろうか?高値で買わされていないかな?
・物件の家賃は本当に適正なのか?
・提案された物件よりも優良な物件はないのか?
・今提案されている価格より高値で売却したい!
・解約できないサブリースやオーナーに不利な管理契約になっていないのか?
・自宅欲しいんだけどもワンルーム持ってて大丈夫?
・人の入れ替わりで家賃が下がった…収支をプラスに改善したい!
などなど、不動産全般に関する内容はいつでもLINEで聞いてください!
不動産会社に勤めていた、おせっかい好きの田中があなたのお役に立てれば幸いです笑。
業者さんでは言えない真実をお伝えします!